2/11(土)炊き出しボランティア日記

立春をすぎて、一回目の炊き出し日です。


「早春賦」の歌詞のように「春は名のみの風の寒さや……♪♪」の日々が続いています。

今日はすこし暖かくなると予想されていますが、どうでしょう。

今日も公園で待っている人たちに、ひと時でも「春のぬくもりの一杯」を届けられたらと思います。


早速、参加メンバーによる作業前のミーティングです。

冬の置き忘れの「余寒」を貰ってしまって、床に臥せっている事務局長(お大事に)に代わってOさんが進めます。

自己紹介、作業分担と安全確認のあと、それぞれの持ち場に行って作業開始です。

今日はメンバーが20名弱といつもより少ないですが、それぞれの作業の中身を知っているメンバーが多く参加しているので、時間軸での作業の濃い薄いもこなせるでしょう。

釜場は、「釜じい」ことUさんを中心にコンロや炊飯器のセッティング。

調理場はSさん、Hさんを中心にニンジン、玉ねぎの皮むきから調理開始。米とぎは、8リットルを7釜を用意します(冬場はつらいですね)。

洗い場は、ベテラン中心にテキパキと、これから使用するすべての調理器具を洗っていきます。

TENOHASI調理班では、作業内容・作業什器を安全第一に、しかも作業しやすさを考えながら工夫を重ねてきました(まだまだ、改善の余地はありますが)。


さて、作業は気温が上がっていくのに合わせてサクサク、スムーズに流れていきます。

昼のまかないは、おなじみの焼きそばと炊きたてごはん+納豆+卵付き、ちょっとお菓子を、各自の好みで食べました。

デザートの「三ヶ日みかん」「チーズケーキ」で、午後の作業の鋭気を養いました。


後半は残りの野菜と肉の調理、炊きあがったご飯のクーラーボックスへの投入、70リットル寸胴3つに分けての野菜汁作り、それに伴う洗い作業などをこなしてゆきます。

新人さんたちが3時ごろからの「ボランティアセミナー」に参加するころ、ベテランさんを中心に寸胴の前で、野菜汁の「味」についての議論が始まります。基本
的に「冬場」では身体の温まる「みそ味」ですが、より美味しくするために「醤油の量は」「だしの量はどうする」「みりんは……」「ご飯にかけるのでもう少し濃くしたら」「私はこのくらいでいいと思うが……」などカップを片手に味をみながら時には、「けんかごし(笑)」で決めていきます。

限られた条件の中で、いかにより良い食を提供しようとする調理班のポリシーですね。


夕方5時すぎ、今日も「思い」を積んだ配送車が出発しました。さあ、お味はいかが。

次回はカレーですね。これもイイネ。(いのさん)


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