2月10日夜回りボランティア日記

  私は本業としても生活困窮者支援に携わっておりますが、制度の枠組みの中だけでは出会えない、届かない層のことが気にかかり、仕事以外でも夜回りなどの活動に時折参加しています。
  特に、コロナ禍で住まいを失っている人もいるのではないかという思いもあり、年明けから終電が終わった時間帯のターミナル駅周辺を歩いてみています。
  東京駅界隈では寝袋や寝具などもなく着の身着のまま、地面に新聞紙だけ敷いて休んでいる方も少なくありません。
  厳しい寒さの中体に堪えるだろうと案じて、TENOHASIさんに相談したところ寄付等でいただいている寝袋を必要な方に届けようと、2月10日(水)の深夜に深夜夜回りを企画してくださり、一緒に参加させてもらいました。
  寝袋や衛生セット、炊き出しのチラシなどを渡しながら声をかけていくと、コロナ禍で仕事も住まいも失った方、持病がありながらも医療にかかれずにいる方、生活保護を利用したけれども環境の悪い無料低額宿泊所への入所ですぐに出てしまい、それ以降相談の足が遠のいている方など、様々な方がいらっしゃいました。
  また、道端でうずくまっている路上生活の方に声をかけると、衰弱からか足や顔がむくんで動くのがしんどいと。救急車を呼ぶほどでもないし、どうしようかと案じていたところ、清野さんの一声で団体の車でなじみのビジネスホテルにお連れしてお風呂に入ってあったまってもらい、安心・安全な環境で休んでいただくこともできました。
  この一人ひとりに寄り添った丁寧な対応、言うのは簡単だけれども行うのはそう簡単なことではない。この地道な日々の積み重ねの実践が本当に大事なことだと改めて感じました。
  時間帯によって街の姿は変わります。深夜だからこそ出会える人もいる。
「目に見えないから存在しない」ではなく、自分たちには何が、誰が見えていないのかということも頭の片隅に置きながら、まだ出会えていない「声なき声」に必要なサポートが届けられるよう、自分も引き続きできることをしていこうと思いを新たにしました。
参加ボランティアねもと


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