9月25日 炊き出しボランティア日記

今回初めてTENOHASIさんのボランティアに参加させていただきました。
少し前にニュースでホームレスに関する話題が多く取り上げられたとき、私自身、ホームレス状態の方とこれまで直接関わったことがなく、ホームレス問題について何も知らないことを感じたことから、ボランティアを通してホームレス状態の方々の背景、生活状況や支援の実際について知りたい、また自分に何か少しでもホームレス状態の方々のお役に立てることがあればお手伝いさせていただきたいと思い、参加を希望しました。

ボランティア当日は、最初に事務局長の清野さんからホームレス問題の現状とTENOHASIさんでの取り組みについてレクチャーを受けました。
ホームレス状態となる原因として、病気や障がいをもつ人が社会に受け入れられない、苛めや虐待を受けてその環境から逃げざるを得ない、十分な公教育が受けられないといった、本人にはどうすることも出来ず、むしろ根本の問題は複雑な社会問題を抱える環境の側にあることも多いと理解しました。

また、TENOHASIさんが定期的な炊き出しや夜回りなど、本当に長いあいだ池袋の方々と向き合ってきており、その努力あって少しずつ信頼を得てきていることに誠意を感じ、自分もぜひ継続してこの活動に参加させていただきたいと感じました。

レクチャー後は公園へ移動し、炊き出しボランティア(パン、果物とお弁当の袋詰めと配布)に実際に参加しました。
炊き出しに来るホームレス状態の方々が増えていることは既にレクチャーで伺っていましたが、実際に現地に着いてみると、まだ炊き出しが始まる3時間前にもかかわらず想像していた2〜3倍の人数の方が既に公園に集まっており、無料の医療相談や生活相談、マッサージなどを受けていらっしゃいました。
コロナ禍で失業したり、それまでの居場所がなくなったりしてホームレス状態になった方々の多さを実感し、自分にも何か出来ることはないかと考えさせられました。

清野さんをはじめ、関わられた皆様、どうもありがとうございました。
また参加させていただきます。

有我 和真


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