8月22日炊き出しボランティア日記

私がテノハシでのボランティア活動をお手伝いさせて頂いてから10ヶ月ほどが経過いたしました。
参加した当初は『コロナ』という状況は予想もつかず、本来であれば東京オリンピックも一段落しパラリンピックが開催されるはずだった事を考えると不思議な思いです。
ボランティア参加歴が1年にも満たない私の印象となりますが、コロナ禍の以前と比べると20~30代と思しき方が食事や衣類の列に並ぶ姿が増えてきたように感じます。一目では池袋の街角で談笑する学生と見分けのつかない彼等が、どのような経緯で公園の炊き出しに並ぶという決断を下すことになったのか。私自身、ほんの数年前まで食うや食わずの状況で生活をしていた経験があることから、その姿が他人事と思えない自分がいます。
参加して初めて分かった事ですが、(年齢に限らず)並ばれる方々とボランティアスタッフの間には垣根も違いもありません、コロナ禍のような予測のつかない悲劇を通して誰しも明日、突然仕事がなくなる可能性を持っています。
テノハシでは衣料や炊き出しだけでなく、医療や生活保護、また住居の情報など様々な相談を受付けています。
もし、このブログを見ている方で少しでも生活に悩みを抱えている方がいれば、ぜひ一度公園に訪れスタッフに世間話のつもりで相談して下さい。テノハシは “脱” ホームレスだけでなく、ホームレス状態となる事を “防ぐ” ための情報も常に提供させて頂いています。

1人で悩む必要はありませんから。

ボランティアスタッフ・オガワ

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