7月25日炊き出しボランティア日記


TENOHASIで活動している知人から「今度の土曜日、是非力を貸してほしい」と声をかけていただいたのが、今回ボランティアに参加したきっかけです。


衣類配布や配食に並ぶ列の誘導をお手伝いさせてもらいました。
食べ物や衣服を配るだけではその場しのぎにしかならず、問題解決にはならないと思います。
TENOHASIは公園で食事を配るだけではなく医療相談や生活相談も同時に行っています。

食事や衣服を公園に求めに来たのをきっかけに、相談することができれば、社会資源を活用し、生活を立て直すことに繋がるのではないでしょうか。

ヘルプマークをつけた方もおり、病気の後遺症や精神疾患などの健康問題が背景にあり、専門家の介入が必要と思われる方も配食の列に並ばれていました。
何らかの支援を継続的に受けてはいるものの、十分な支援とは言えず、こうして列に並ぶことでギリギリの生活をなんとか維持できている方もいるかもしれません。
「こんばんは」と声をかけると、明るく笑顔で返事をしてくださる方もいれば、暗い表情で会釈をしてくださる方も。初めてなのか、どこか不安そうな方もいれば、顔馴染み同士で近況報告をしている方も。公園を通り抜ける人なのかと思ったら、列に並ぶ方も。

私自身、病院に勤務しているのですが、路上生活で道や公園で倒れていた方が入院してくることがあります。入院中に社会資源を活用する手続きを行い退院後の住まい等の問題解決をし、体調万全の状態で退院しても、長年の生活スタイルを変えることは容易ではなく、再び入院してくる方が多いです。TENOHASIのような活動に、早期に出会えていれば、違った生き方を選択することが出来たのかもしれません。

配食終了後、公園内の清掃中に「どうも、お世話になりました」と深々と頭を下げ、大事そうにお弁当の入った袋を持って片足を引きずるように歩いていく後ろ姿を見て、安眠できる場所があるといいのになと思いながら見送りました。
私一人の力ではどうにもなりませんが、TENOHASIの活動に参加することで、公園に集まったこの日の命は明日に繋ぐことが出来たと思います。生活相談をしていた方もおられ、間接的ではありますが、不安定な生活から抜け出す手助けにもなったと思います。

コロナウイルスの影響で、生活維持が困難となる人が今後増加することが予測されます。
途方にくれ、どうすればいいのか分からない人々が相談できる場として活動が継続されるよう、一緒に活動をしてみませんか。
ボランティア経験がなくても、一緒に活動しながら何をするのか丁寧に教えてくれます。


~ボランティアTさんより~

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