4/14(土)炊き出しボランティア日記

こんにちは。ボランティアの鈴木と申します。

先日、てのはしさんのボランティアに初めて参加させていただき

ました。


夜回りの経験があり、久しぶりに路上のおじさん達とお話がしたい

と思い、池袋の近くに引っ越したこともあり、てのはしさんを知り

たいと思ったので参加させていただきました。

日記を書く機会をいただきましたので、つたない内容ですが記させ

てください。


土曜の朝、携帯の道案内に導かれながらも初めての土地に不安を覚

えつつ進むと、その建物が現れました。

「てのはしさんですか?」

「はい、そうですよ。どうぞこちらへ」


荷物を置いてエプロンをつけると始めのミーティングが始まりました。

今日の予定、自己紹介、連絡事項、担当決め。

僕は釜場を選びました。

ごはんを炊いたり、野菜を煮たり、コーヒー用のお湯を沸かすとこ

ろです。


大きな炊飯器や鍋にひたすら水を注いでいるとお昼になりました。

賄いが出ます。

ボランティアさんが作ってくれました。

味噌煮込みうどん。

寒空の下でとても美味しかったです。


食後に調理を再開して少し経つと新人さん向けセミナーが始まりました。

てのはしの活動内容を紹介します。

おじさん達はどうして生活保護を受けないのか、受けてもやめてしま

うのか。

そもそも貧困とは何か。生きていくゴールは。

さまざまな問いを投げかけられました。


セミナーが終わって調理場に戻ると食事のパック詰めが始まっていま

した。

おかずをパックに詰める人、パックをコンテナに入れる人、コンテナ

をトラックへ運ぶ人、空いた食器を片付ける人。

炊き出しの料理が手から手へ渡っていきます。

パック詰めが終わると東池袋中央公園へ移動しました。

少し遅れて参加すると、おじさん達がもう並んでいました。

130名ほどいらっしゃったそうです。

どうしてもおじさん達にお弁当を手渡したかったので、遅れたのに一

番前に出てしまいました。

机にたくさんのお弁当が並び、同じくらいたくさんのおじさん達も並

んでいます。

「はい、どうぞ」

「はい、どうも」


若い人、歳を重ねた人、男の人、女の人、手が温かい人、手が冷たい

人、背中の曲がった人、手が黒い人。

おや?見たことあるお顔も。

先にごはんがなくなり、そしておかずがなくなって今日は終わり。

おじさん達も帰っていきます。

「もう帰るよ!」

「うん。気をつけてね」

雨にあたりながらテントをたたみ、ゴミを拾って終わりのミーティン

です。

今日、並んだおじさん達の人数、ボランティアの人数、相談件数、相

内容など、連絡事項。

この後はまた大きな片付けがあるのですが、少し予定があったのでこ

日は帰宅しました

次は終わりの片付けも参加したいです。 (鈴木勇介)

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