5/9 炊き出しボランティア日記

早朝には雨も降った、どんより曇りの日。
こんな日、調理班が気をもむのが配食時の天気です。

雨ならば汁かけご飯は食べづらいので
パック詰めのお弁当を配りますが、雨が降らないなら、
やっぱり野菜たっぷりの汁かけご飯を食べていただきたい。

朝から調理班スタッフは天気予報をいくつもリサーチ。
みんなで話し合い、
「以前もお弁当にしたら雨が降らなくて『汁かけじゃないの?』と
ガッカリされたことがあったから、今日は“降らない”に賭けて、
汁かけでいこう!」ということになりました。

初参加のボランティアさんの中には
この春、故郷に戻ったスタッフの紹介で仙台から来てくださった方、
『ビッグイシュー』愛読者(すばらしい!)の
小学4年生(さらにすばらしい!!)のAちゃん一家などが。

しばらくお顔を拝見していなかったベテランボランティアさんも
久々に来てくださってホッ。
体調を崩されたのではないか、
前の調理時に何かイヤな思いでもされたのではないかと、
気になっていただけに安心しました。

お天気はどんよりながら、持ちは晴れ晴れほのぼので作業が進み、
60kgのご飯と大鍋3つ分の汁が完成!

配食場所の公園では、
2つの大学のグループがボランティアに参加していて、
いまだかってないほどの賑わいに。
なんと、後からわかったことですが、
並ばれた当事者が200人弱のところ配食スタッフは90人超え!

気持ちは嬉しいものの、
こう人数が多いとやることがない人も多数出てしまい、
パブリックの通路がふさがったりスタッフの指示が行き届かなかったり、
収拾がつかなくなってしまうのが考えものです。

ともあれ。並ばれた方には心ゆくまでお代わりしていただき、
最後にはお弁当もお配りでき、
と充分におなかを満たしていただくことができました。

初参加・小4のAちゃんは配食でもお弁当作りでも大活躍。
「今日はかわい子ちゃんがいるな」とおじさんたちもニコニコでした。

ボランティアに参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

初参加の方々には、今回が1回だけの“社会見学”にとどまることなく、
路上生活者支援への、
皆が安心してつながる社会づくり参画への第一歩になることを願っています。

調理班K

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