書籍のご案内「なぜ母親は娘を手をかけたのか ―居住貧困と銚子市母子心中事件」

定価: 1,080円(1,000円+税)
著者名:井上英夫・山口一秀・荒井新二編
出版社:旬報社

格差が拡大し貧困が深刻化する日本で起こった悲劇。
事件の経過と背景を克明にたどり、再発を防止するための社会の在り方と制度を提言する。

内容紹介

悲惨な事件は 、なぜ なくならないのか。どうしたら なくせるのだろうか。
安心して住み続けられる住居を追われたとき、あなたならどうしますか?

離婚して年頃の中学生の娘を抱えたひとりの母親が、
日々の生活苦から家賃を滞納、
県から公営住居を追われるという窮状に直面してしまい、
自殺を考えながら、ついには愛する娘を手にかけてしまった。
この悲惨な事件はなぜ起こったのか・・・。
社会全体に格差・不平等が広がり、
貧困が拡大・深化する中で、誰にでも起こりえる一つの象徴的な事件。
その具体的な局面や背景を明らかにし、
このような事件が起こらない社会の在り方と仕組みづくりを
様々な立場の14名が提言する。

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