こんな風景

ある日のシェルターにて

わたしたちTENOHASIが運営している「シェルター」は、
炊き出しや夜回りなどで出会ったかたがたのうち、
肉体的にも精神的にも困窮されているかたに、
とりあえず其処で体を休めて、
次のステップへ向けて、日常的な生活をとりもどしながら
体や心を回復させてゆく為の居場所の一つです。

普段から衛生面などにも気を付けているのですが、
多忙なスタッフも、部屋の各所にこもる生活臭対策まで
なかなか手が回りません。

そんな中、
いつも博識で手先が器用で、
木の実や小物を使って芸術的な作品にまで仕上げてしまう
おなじみKさんが、シェルターを訪問してくれました。

賞味期限の過ぎてしまった、ドリップ式コーヒーの粉を、
棄ててしまうには勿体ないし、どうしようか思案していたところ、
「紙にくるんで脱臭剤に使えるよ。」
「ついでに、珈琲のいい香りがするよ。」
と、教えてくださいました。

そこで早速、Kさんの指導のもと作ったものが
この写真のものです。

コーヒーの粉を、通気性の良いガーゼ状の布でくるんだあと、
いちおうキッチンペーパーで更にくるんで完成。

「謎の物体」として棄ててしまわれないように
念のために「脱臭剤」とマジックで書きました。
それを、
シェルターの冷蔵庫内や、洗面所、
玄関の隅や靴箱の中に置いてみました。

近くを通るたびに、確かにほんのりと
珈琲の良い香りが漂います。

Kさんのおかげで、こうして珈琲の粉は
無駄にならずにシェルターの快適空間つくりに
役に立ってくれました。

Kさんのお蔭でささやかですが、うれしいことでした。

シェルターも、様々な多くの皆様の
善意によって支えられています。
ご寄附の品々も、大切に使わせて頂いております。

事務局

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