新年あけましておめでとうございます

みなさま

新年あけましておめでとうございます
昨年は皆様にとりましてはいかがな年でしたでしょうか

28日の準備よりはじまりました越冬越年活動は半ばを迎えました。
例年に比べると並ばれる方は大変少ない状況ですが、まだまだ困っておられる方が多くおられます。
29日からの3日間で、何名かの当事者の方の涙もありました。
TENOHASIは一人一人丁寧にお話を聞かせていただいて、適切な支援ができるよう努力しています。「まさか自分が助けてもらえるなんて」と涙されるかたもおられました。
本来は、誰もがご飯も食べられないほどにそんなつらい思いをしなくてもいいようにあるべき、涙を流さなければならないことそのものがおかしいのですが、この国は、まだまだ苦しい状態です。

こうした出会いは、行動を起こしたからこそ生まれるということもあります。そして、行動を起こすことができているのも、多くのみなさまのご支援があってこそと思いました。
一人でも多くの方が、困難で苦しい状況から抜けられますよう、スタッフ一同これからもがんばっていきます。
どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。

TENOHASIの31日の最後の活動は、夜回り西口班が発見した、言葉を話すことができない知的障碍の方への支援でした。
何を聞いても同じ図しか書かず、靴を履いておらず、言葉を発せず、寒い冬の中を震えておられました。名前も聞き出せませんでした。60歳くらいに見えます。
おそらく、どこかの施設から出てしまって、迷子になったのか、そういう様子に見えました。

急性の脳の出血等の病気であることを心配し、救急車を呼びました。
救急隊は丁寧に考えてくださり、脳の病院に行きました。
CTでは異常はありませんでした。
よって、入院はできません。

歩くのもおぼつかず、言葉も話せず、野宿で、放っておけば確実に凍死するように思われました。
名前を聞いても答えられないために、まったくわからず、完全に身元不明です。
警察保護の可能性も考えましたが、かつて代々木公園に捨てられてなくなった高齢者が思い出され、警察でもどうしたらいいか困ることだろうと想像できました。もちろん、精神病ではないので、精神科病院も受けられません。

どうすべきか。。。

TENOHASIは、昨年1年で大きく変わりました。
誰も責任を取れないならば、責任を取っていこうと。
TENOHASI専用のシェルターを持ったために、どこにも行き先がない方を一時的に滞在していただくことができることになりました。

救急隊はタクシーまで送ってくださり、タクシーで、TENOHASIのシェルターに着きました。
そこには、もと当事者の方が2名と、スタッフのBさん、現在当事者の方がいました。スタッフ以外は全員障がい者の手帳を持っています。
そして、テキパキといろいろと手伝ってくれました。

部屋に入った時に「あけましておめでとうございます」と声をかけてくださいました。どうやらTENOHASIの活動は、年をまたいだようでした。昨年1年間の活動の象徴的な活動で終わり、今年の1年も、みなとともに生きるのだなと感慨深く思いました。
「きつい仕事だねえ」と(無給ですが)と、最後は笑いながらBさんと部屋を出ていきました。

ガタガタ震えていたおじさんは、安心したのか、布団の中で寝ています。それがとてもうれしく。

悲しみや苦しさをなくす、ということよりも、TENOHASIは昨年は、楽しいことを作っていくことを目指しました。苦しいことはなくらないかもしれないけれども、ひとつでも多くの笑顔を作りたい。

こうした活動は、
調理、配食、福祉の手伝い、医療、日常生活支援、事務仕事、鍼灸、お茶会、夜回り、物資支援、パンをくださる活動など多くのTENOHASIの活動があってはじめて実行できるものです。これを、現場で支えてくださるボランティアのみなさまも、また金銭的に支えてくださる多くの皆様のおかげであります。
本当にこころより感謝申し上げます。

いま、みなさまにいくつかお願いがいくつかあります。本年の目標でもあります。
1、本日保護致しました方は、手話が少しできそうです。手話のできる方がブログをみてくださいましたら、通訳をお願いいたします
2、日常の生活支援をスタッフが足りません。無償ボランティアなのですが、お手伝いいただける方がありましたら、ご連絡いただけましたら幸いです。
3、通常活動支援も人手不足ですが、それにも加え、本年も、どうぞたくさんの野宿の方と出会ってくだされば幸いです。一人一人が出会っていくことでよいことがきっと生まれます。
4、わたしたちTENOHASIにグループホームをやらせてください。どこにも行き場所がない障がいを抱えた方の生きる場所を作らせてください。部屋を貸してくださる場所の情報をください。資金援助もお願いいたします
5、できたら、有給スタッフを雇える団体になりたいです。私たちがもっとちゃんと責任を背負えるために、有給スタッフを雇える程の資金援助をしてくださる方がありましたらどうかお願いいたします。

お願いばかりで申し訳ありません。
今年も、スタッフ一同精一杯がんばっていきたいと思います。
応援、よろしくお願いいたします!
ありがとうございます
みなさまにとりまして、本年もよい年でありますよう

TENOHASI代表 
森川すいめい
PS;厚労省の方も越冬期間何度も視察に訪れてくださっています。各地を視察に行かれているようです。何とかしたいと仰っておりました。行政も民間もこれからは協力しながら、誰が正しいかというのではなく、何が正しいことなのか、何が事実なのかを真剣に探していきながら、少しでもよい形を作り続けることができればいいなと思います

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