沿革

1999年頃新宿連絡会と池袋の路上生活者が連携して、「池袋野宿者連絡会(いけれん)」を結成。
南池袋公園での炊き出し・越年越冬活動などを始める。
2000年頃当事者以外の支援者が「池袋野宿者と共に歩む会(いけとも)」を結成。いけれんと共同で炊き出しを運営する。
2001年頃新宿で医療相談を行っていた医療者グループが、「池袋医療班」を結成して池袋でも医療相談を始める。
2003年12月いけれん・いけとも・池袋医療班が合体して「地球と隣のはっぴい空間・池袋(TENOHASI)」を結成。
代表中村あずさ・事務局長森川すいめい。
東池袋にアパートを借りて活動の拠点とすると共に、路上生活当事者がビッグイシューを売りながら共同生活をして路上脱出を目指す事業を始める。
2004年3月お茶会(「池袋ほっと友の会」)が始まる。
2004年5月森川が医師国家試験のため事務局長を退任。
2005年12月資金不足により東池袋のアパートを引き払う。
炊き出しも存続の危機に立たされたが、有志が集合して立て直しを図る。
2006年3月空席だった事務局長に清野賢司が就任。
2007年1月鍼灸マッサージ班が炊き出しでの施術を始める。
2007年6月中村あずさが代表を辞任し、森川すいめいに引き継ぐ。
2008年6月特定非営利活動法人格を取得。法人名を「TENOHASI」とする。
2008年12月TENOHASIボトムアップ研究会が池袋の路上生活者の精神状態について第1次調査活動を行い、
非常に高い割合で精神症状や自殺リスクがあることを明らかにした。
2009年1月ボトムアップ研究会が借りた南池袋のワンルームマンションを緊急シェルターとして使用するようになり「ボトムアップシェルター」となる。
2009年5月前年のリーマンショック後の不況で路上生活者急増。炊き出しに並んだ人がそれまでの最高462人を記録する。
2009年9月南池袋公園が工事のため閉鎖。炊き出しの場を東池袋中央公園に移転。
2009年12月TENOHASIボトムアップ研究会が第2次調査活動を行い、
池袋の路上生活者のなかに多くの精神・知的・発達障がい者が存在することを明らかにした。
2010年4月浦河べてるの家・世界の医療団との共同プロジェクト
「医療・福祉の支援が必要なホームレス状態の人々の精神と生活の質向上プロジェクト(世界の医療団東京プロジェクト)」を開始する。
2010年10月独立行政法人福祉医療機構より上記プロジェクトに対する助成金を受ける。
2011年池袋駅周辺で長年路上生活をされていた方を相次いで公的支援につなげることに成功。
また、心ある大家さんとの連携で、当事者が路上から直接アパートに入居する道が開かれる。
2012年特定非営利活動法人サービスグラントの支援でホームページをリニューアルする。
2013年FIT for Charity の助成金を受ける。
2014年6月代表理事森川すいめいが多忙のため副代表理事に退き清野賢司が代表理事に就任
2015年庭野平和財団の助成金を受ける 2017年まで
2020年コロナ禍で炊き出しの方法を変更。手作りから注文したお弁当配布に。ソーシャルディスタンスを保った並び方を徹底。
2022年1月コロナ禍で炊き出しに並ぶ人が急増。
2009年の最高記録を更新する497人を記録する。